タイ生活

バンコクに引っ越して1ヶ月、日々感じたことをまとめてみました

ガチャ子

バンコクへ引っ越して早2ヶ月が過ぎようとしています。(渡航日は2023年10月31日)すぐ慣れると思ったバンコク生活。仕事で行けば同じ会社の同僚がいたり、話も聞きやすいかもしれません。しかし、誰も友達もいない帯同家族は新たな環境に慣れ、人間関係を作っていかなければならない所が大変なのかなと思います。

まだバンコク生活慣れてはいませんが、到着して初めの1ヶ月何を思っていたのか、自分自身の記録のためにも整理していきたいと思います

とりあえず絶望の日々

Bobくん
Bobくん

今思えば日本出国の時が一番幸せでした。マイルを使って初めてのファーストクラス、誕生日プレゼントとしてちゃっかりプレゼントを免税店で買ってもらったり

タイに入国してから絶望

空港で既に憂鬱

スワンナプーム国際空港に到着すると、イミグレーションで長蛇の列…
タイに戻って来たんだ、これから住むんだという嬉しいような悲しいような複雑な気持ち。

そして勿論忘れてはいない、タイ税関という最後の関門を。持って行けない荷物(なんと段ボール13個)を実家に置かせてもらい、なるべく荷物を減らしました。でも、何を言われるか分からないので常に緊張状態。夫婦でスーツケース7個は、旅行者と比べると多いので、チェックされる可能性ありますしね。

私より夫の方が交渉力はあるので、夫に荷物を多く持たせました。タイ人がチェックを受けている間に平静を装って通ったらノーチェックでした。何か悪いものを持っているわけではないのに、本当にタイの税関は嫌いです。
他の国ではそんな気持ちになったことないのにとか、これから海外に行く度に緊張するのかと考えてしまい、空港を出た時点で気持ちはブルーに。

空港から家までの道でも更に憂鬱に

空港で運転手さんを待っている間も、蒸し暑い気候・忙しそうに仕事の電話をしている夫の姿を傍目に、これからの取り巻く環境を想像すると更に憂鬱になりました。

夫は赴任して2日休みを取っただけで凄い数のメールや電話が来る。私も同じように仕事をしていたはずなのに、今や無職(会社には一応在籍しているけど)。忙しさが余りにも違いすぎて、キャリア第一に考えて来たわけではないのに、自分のキャリアや今後の生活に不安を感じました。そして今もその不安は解消されていません。

夫の運転手さんがいつも明るいのが唯一ホッとしたこと位でした。

家に着いて絶望

家はプレトリップで内覧していて、入居日に夫が写真やビデオも送ってくれていました。気に入っていた家なので、家に恨みがあるわけでも何でもありません。

でも、予想はしていたけれど、段ボールの山。船便で70箱超送っていて所構わず段ボールが積まれている。夫が引越業者に置く場所を色々指示してくれていたようだけど、航空便で送っている洋服の段ボールさえどこにあるか見つからない状態でした。

到着直後の我が家
寝室・客間はもっと段ボールが散乱しています

内覧したくせに洗濯機とテレビが無いことに気が付かず、到着するや否や近所のBig Cまで生活必需品を購入して、最低限の生活は出来るようになったけど、前途多難。

大量の段ボール箱を見ると、休日も1人で段ボール詰めながら仕事していた悪魔のような日々を思い出し、夫に対する怒りが沸々と心の中で湧いてきます(後にいつものように爆発しますが)。梱包も自分でして荷解きも1人かとだんだん悲しくなってきます。

そして自宅警備員生活へ

連日業者の出入り対応

Wi-Fi・洗濯機の設置などで作業員の方に段ボール屋敷となった我が家に来てもらいました。余りにも汚すぎて、顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。

しかも、コンドミニアムも築15年と古いので、天井にある空調がつかなくなったり、色々不具合が出てきます。どのくらいか分からないけれど、一定期間人が住んでいなかったせいなのか、それともタイの住居は欠陥が多いからなのか理由は分かりません。今後も不具合が出てくることは容易に想像出来ます。

コンドミニアムの技術作業員の方も不具合対応のため、段ボール山積みの我が家へ。英語が通じないので分からないですが、きっと余りの散らかりように驚いていたことだと思います。

いつから洗濯屋になったんだっけ?

ところで、バンコクは年中暑いので、毎日洗濯機を回します。欧米人が多いコンドミニアムなので、時間気にせず回せるのは楽ですが、気づいたら1日中洗濯機を回していました。

購入した洗濯機は、日本の洗濯機より完了するのが遅いです。タオルを洗うだけで2時間超かかります。あと全然優秀じゃない!サムスンの良さそうなものを買ったはずなのに、洗剤の分量とか出てこない。また、タイの水道水は日本のように綺麗なわけではなく汚く、色落ちすることもあると駐妻さんのブログで読んだので、設定はこまめに変えています。なので、1回で終わるはずの洗濯を1日4回くらいしています。
更に、設定通りにしても(おしゃれ着ならデリケートモードみたいな感じ)、すすぎや脱水が十分でなく、プラスアルファで時間が掛かることに。

洗濯をしていたら、あっという間に1日が終わってしまったことも何日もありました。

予定が何もない・話し相手いたっけ?

渡泰して初めての週末は、夫はゴルフから社内旅行で泊まり。平日はほぼ毎日会食で夜はいないし、週末は朝からゴルフに出掛けているので、会話はするけれど込み入った話は出来ません。

また、我が家は日本人街のあるプロンポン・トンロー界隈から離れたチットロム周辺です。
せっかく海外に来たので、日本人街から離れた場所を希望していたし、買い物・観光にはとても便利な場所なので文句は言えませんが。セキュリティーも厳しく、エレベーターも自分の居住階以外は入れないようになっているので、住民同士の交流もあまり無いのでは無いです、今のところ。
強いて言えばセキュリティの人と挨拶はするけれど、お互い言葉が通じないので、サワディーカー(こんにちは)って言うくらい。

なので、まともに話が出来る話し相手がいませんでした。

更に、11月から通おうと考えていたタイ語教室も申し込み定員に満たず開講されませんでした。教室に通えるとばかり思っていたので、タイ語の習得も予定も空白状態になってしまいました。

初めの1ヶ月で外出したのは夫の会食がない日にご飯を食べに行くくらい。VISA関係でイミグレーションセンターへ行ったり、掃除用具を買いにBig Cやセントラルワールドにご飯を1人で食べに行くくらいで両手で数えられる位です。

家に溜まっている段ボールの開封をすれば良いのですが、来客の予定も無いし、恐ろしいくらいやる気が起きず、ソファーで1日Netflixを全シーズン復習していました。

遂に堪忍袋の緒がきれて…

当たり前のように貰っていたお給料も無くなり、逆に会社に税金・社会保険料を納めなければならない身。自由に使えるお金が無くなるストレスは正直耐え難いです。(これも現在も継続中)

夫も忙しくて精神的余裕が無いのは分かるけれど、サポートといったものは全くなく、余りにも個人主義すぎて(自分の私物だけ収納とか自分が使ったお皿だけ洗うとか)、バンコクでの存在意義が益々分からなくなって遂に爆発

バンコクに来て2週間で帰国・復職宣言をしました。
うちの会社の規定では、復職も休職後1年まで出来ないので直ぐは断念しました。が、その時すでに夫への愛情など0どころかマイナスに転じていたので、最悪離婚してもいいやくらいにまで思っていました。(そこまでは言っていませんが)

やや希望の兆しが見えてきた4週目

話し合って良かった…のかな?

堪忍袋の緒が切れて、もう帰ると言ったので流石の夫もようやくしっかり話を聞いてくれるようになりました。当初に比べれば、サポートも気遣いもしてくれるようになったかと思います。と言いつつも結構怒っているので、触らぬ神に祟りなし状態なのかもしれませんが。

これも弊社の規程上の話ですが、帯同家族が1年半以内に帰国した場合、帯同に掛かった費用は駐在員持ちなんです。引越代・支度金・渡航費用など合わせると結構なコストになるので、少なくとも1年半はいて欲しいのかもしれません。

予定が増えてきた

夫婦での外出

今まで夫婦で行くところは、近所のセントラルワールドとBig Cだけでした。話し合ってからは、いつも美味しいものを食べている夫に、私が行きたいレストランに連れて行ってもらうようになりました。辛いものやパクチーが苦手な私にとって本場のタイ料理はなかなか慣れません。ラッキーなことにバンコクにはタイ料理以外のレストランも数多くあり、美味しそうなレストランを探すことが最近の日課になっています。

また夫の会社の取引先の方から夫婦でお食事に誘われました。夫の仕事関係の方とはいえ、タイ人と話す機会があってとても楽しかったです。久しぶりにお酒を楽しく飲んだ気がします。準備のために美容院も1人で探して行ってきました。
仕事関係なのであまり無いかもしれませんが、こういう機会があればまた行きたいです。

友人が遊びに来る

香水好きが昂じてInstagramで香水アカウントを持っていて、韓国やヨーロッパでInstagram上の友達と会ったりしていました。

シンガポール人の友達が親戚を訪ねに12月にバンコクへ遊びに来たり、韓国人の友達が年末年始を我が家で過ごすことが決まったりしたことで、ようやく片付けへの重い腰が上がりました。流石に足の踏み場もないような我が家に通すわけにはいかず、朝から晩まで段ボールの開封・収納を連日続けてやりました。

元々掃除は苦手で、綺麗な部屋になると気持ちが晴れると言われても半信半疑でした。でも必死で掃除をして少しずつ減っていく段ボールを片付けていくと確かにそうかもしれません。

楽しみな予定が増えたことで気持ちが徐々に上向いた気がします

語学学校の再申し込み

11月は募集人数定員割れで開講されなかったタイ語レッスン。毎月募集はかけているそうなので、12月分の申し込みもしました。

バンコクは国際都市ですが、英語が伝わらないことも多々あります。いつも良くしてくれる夫の運転手さん、コンドミニアムのセキュリティの方や技術者の方とは会話らしい会話が出来ません。独特なタイ文字も読めなければ、会話も出来ないのは面白くです。あと語学を学ぶのが好きで、旅行に行く前にも現地語のテキストを買って現地語でコミュニケーションを取りたい派です。

2ヶ月連続で休講になったことは無いらしいので、早くタイ語を学びに行きたいです。

1ヶ月振り返り

駐妻ブログでは現地での生活を楽しんでいる人が多そうで、ローカルなカフェやレストランも知らない自分自身の状況と比較しては落ち込んで…の繰り返しでした。

他の方は実際どうだったのか分かりませんが、バンコクに到着して早々楽しめたことは一切無く、仕事とは違う意味で精神的にしんどい1ヶ月でした。
日本大好きというタイプでも無いし、海外に住みたいとは思っていたものの、私が想像していたのは自分の仕事の関係で引越をするというものでした。

ようやく4週目にして希望が持てたものの、まだ「慣れた」とはとても言えません。少しずつ新生活に慣れて、タイ人とタイ語で少し会話することが当面の目標です。

ABOUT ME
Kanako
Kanako
会社員
夫のタイ駐在に帯同中の会社員。日本では商社勤務、タイでは無職。 好きなもの:香水(ニッチフレグランス)、旅行、写真、語学など
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